プラスチック切削加工.comを運営する㈱ケイプラビジョンは、高機能樹脂であるPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)を用いた、難易度の高い精密加工品の製作において多くの実績を持っています。
今回ご紹介するPEEK製品は、全長50mmという長尺でありながら軸径がφ2.7mmと非常に細く、先端に十字形状の出っ張りや微細なネジ加工が施された、高度な技術力が試される事例です。
この難しい加工において直面する2つの大きな課題を独自のノウハウと専用の機械で克服していきました。
まず第一の課題である、細長い形状ゆえに発生する「たわみ」と「びびり」に対しては、安定した太さの材料を選定し、段階的に加工を行うことで,ワークの逃げを徹底的に抑え込み、細く長い加工品でも寸法精度を保てるよう工夫をしています。
さらに、切れ味を追求したチップを選定し、切削抵抗を最小限に抑えるよう努めました。
第二の課題である、十字部やネジ部に発生しやすい強固なバリの抑制については、NCプログラム上でのバリ取りサイクルを最適化しています。
バリの出やすい方向に刃物を抜かないパス設定と、常に鋭利な状態を維持した小径エンドミルやネジ切り工具の使用により、バリ取り工程を極力少なくする仕上がりを実現しました。
このような単一の製品に複雑な加工を施すため、旋削加工とフライス加工を1台でこなす専用の機械を使用する複合旋盤加工を行っております。
これにより、高い加工精度を保てるだけでなく、工程集約により掴み替えを削減し、高精度な多面加工を短時間で実現することで価格低減にも一役買っております。
PEEKのような難削材や、たわみやすい複雑形状の精密加工に関するお悩み、コストダウンをご検討の方は一度プラスチック切削加工.comを運営する㈱ケイプラビジョンにお問合せください。
