今回のコネクタは元々金属にて製作されていたもので、機械装置全体の軽量化を図る一環としてご相談があり、代替素材としてPEEKを提案・製作されました。
PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)は「スーパーエンプラの王様」とも呼ばれ、金属代替の筆頭候補となる素材です。
高価ではありますが、それに見合う圧倒的なスペックを持っています。
以下、3つの観点より選択された理由をあげてまいります。
1. 類まれな耐熱・耐薬品性
連続使用温度は約250℃と非常に高く、高温下でも形状を維持します。
また、濃硫酸などの一部を除き、ほぼ全ての薬品に耐性があるため、
半導体製造装置や医療機器の滅菌環境といった過酷な条件下でも劣化しません。
当製品も高温環境下で薬品を扱う装置であるため、代替の条件として選ばれました。
2. 優れた寸法安定性と軽量性
PEEKは幅広い温度帯で安定した物理特性を維持するため、樹脂でありながら金属に近い精度での設計が可能です。
さらに比重は鋼鉄の約6分の1と軽く、航空宇宙分野などの「高精度かつ軽量」が求められる現場で重宝されます。
今回の事例でもφ2.7mmの内径が35mmの深さで貫通しており、加工後も高い安定性を維持しております。
3. 高い機械的強度
PEEKは樹脂の中でトップクラスの剛性と耐衝撃性を誇り、強い荷重がかかる部品にも耐えられます。
また、摩耗しにくいため、負荷のかかり易いφ5mm程の細いノズル先端でも金属の代替材としてお選びいただけます。
以上のように、プラスチック切削加工.comを運営する㈱ケイプラビジョンは、他素材からの様々な目的達成のため、樹脂への切替えを考えておられるお客様のご相談を受け付けております。
どのようなお悩みでもお気軽にお問合せください。
