プラスチック材料の耐熱性と言ってもいろいろあります。プラスチック材料は大きく分けて汎用プラスチック、エンジニアリングプラスチック、スーパーエンジニアリングプラスチックの3種類に分類されます。この3種類で耐熱温度の範囲が変わります。
汎用プラスチック
連続使用温度が概ね100℃まで、ABS樹脂・PP・PEなど
エンジニアリングプラスチック
連続使用温度が150℃まで、MCナイロン・POM・PET樹脂・PCなど
スーパーエンジニアリングプラスチック
連続使用温度が250℃まで、PEEK・PPS・テフロンなど
という具合に必要とされる耐熱温度により材質を選定していくことに成ります。
また、PBI(ポリベンゾイミダゾール樹脂)やポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)など300℃近くまでの耐熱性を持ったものもありますが、耐熱温度だけを考えるのではなく用途と合わせてしっかりと吟味し、コストアップに成らないように選定することが必要です。
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