樹脂は、成型品で使用する材料と切削加工で使用する材料は使う原料(ペレット)が異なります。樹脂成型用の原料(ペレット)は金型の隅々まで樹脂を行き渡らせるために、いわゆる溶けてサラサラになる様な原料(ペレット)を使用します。逆に切削材料である丸棒や板材を作る為の原料は、高粘度のものを使用し圧力をかけ焼き固めて作ります。
この様なことから、樹脂成型用の原料は丸棒や板材の様な塊を作るのには向いていないので、基本的には切削加工で行う試作品は、成型用の原料ではなく切削品の素材でやることが原則です。
なお、『プラスチック切削加工.com』では成型用の原料から切削素材を作ることも可能です。ただしすべての材質で対応出来る訳ではなく、かつ最低ロットも大きくなりコストもかかる傾向にあるので、詳しくはお問い合わせをお願い致します。