PEEK・PTFE・MCナイロンばかり使用していませんか？PPを上手に活用してコストを抑えよう！
何でもかんでもPEEK・PTFE・MCナイロンばかり使用しておらんじゃろうな？むやみにこれらの樹脂材料を選定していると、無駄な材料費がかかっているかもしれないぞ！そこで、今回は、これらの樹脂材料の代替品として使用することもできるPPについて紹介するぞ！このPPを上手に活用することで、コストを抑えた設計が可能となるんじゃ…
MCナイロンを使ったローラーは、食品・搬送・一般産業機械などに多く採用されています。MCナイロン自体が機械的強度も高く入手性も高いので採用されるということもありますが、様々なグレードが設定されているため、用途に応じて使い分けられるという背景もあります。例えば、食品向けMCナイロンローラーであれば一般グレードであるケースが多いですが、軸受けや使用頻度の高いローラーであれば摺動グレード、屋外で使用されるMCナイロン製ローラーであれば耐候グレード、電子部品などを搬送するローラーには帯電防止あるいは導電グレードなどが採用されています。機械設計者は、これらの特性を十分理解した上で材質・グレードを選択しないと、機器の本来の機能を発揮できないので、MCナイロンなどの樹脂への深い理解は必須といえます。
