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プラスチック博士のブログ

NEW!ナフサショックによるエンプラの入手状況とは?

博士の言葉

この度の中東情勢は困ったもんじゃのぉ。みなさんもご苦労されているのではないか?
わしのところはもろに石油由来の製品を取り扱っとるけぇ大打撃じゃ!! 

材料が入らんのもそうじゃけど、機械を動かすために必要な作動油や切削油も入って来んようになっとるけぇなぁ… でもまあうちらぁの業界だけの話じゃなく色んなところに影響が出とって、テーマパークの遊具を動かすための作動油が入らん言うて近所のブラジリアンパークも困っとるいう噂じゃ。

さて今回のblogはまさしくいま直面しとるこの問題について現在の状況や今後の展望などについて語っていくので是非参考にして頂けたらと思う。(byプラスチック博士)

 

今、製造現場で起きている「材料が入らない」の正体!

樹脂材料の調達段階で「PP(ポリプロピレン)やPOM(ポリアセタール)の入荷が未定です」とサプライヤーから言われ、お困りではありませんか?昨今の中東情勢の混乱により、エンジニアリングプラスチックと言われる樹脂材料が「発注しても入らない」や「サプライヤーからの納期回答が来ない」といった状況が続いています。

ナフサさえ確保できれば樹脂は安定して手に入ると思われがちですが、国内で製造可能な樹脂は限られています。国内生産が主である他の樹脂とは異なり、特にPPやPOMについては、海外でナフサから加工された「ペレット」を輸入しているのが実情です。現在、政府が必死に原料のナフサをスポット調達していますが、それを樹脂ペレットに精製する国内プラントには限りがあります。つまり、「原料のナフサはあっても、樹脂にするプラントが空いていない」ため、輸入が滞ると国内の供給網は一瞬で麻痺してしまうのです。

さらにPOMについては、その優れた機械的特性から自動車部品や家電、日用品などの一般民生品に大量に使用されます。中東情勢の緊迫化やホルムズ海峡の封鎖の問題が起きている現在の状況では、社会経済の混乱を避けるために一般市場へ優先的に材料が割り当てられる傾向にあります。その結果、我々のような生産財を担う樹脂加工業者に対しては、十分な材料が供給されにくいという厳しい局面が続いています。このような材料不足は、我々樹脂加工業者に留まらず、その先の部品供給を待つお客様の製造ラインや製品の納品スケジュールにも多大な影響を及ぼしており、サプライチェーン全体で深刻な停滞を招く事態となっています。

いつものサプライヤーから樹脂材料が入らないのは、こうした市場の優先順位の波に飲み込まれているからだと言えます。

海外メーカー材の選択肢

いつものサプライヤーからの回答を待っているだけでは、材料の調達が進みません。そこで、弊社からは「海外メーカー材」という選択肢をご提案いたします。

もちろん、国内材に比べれば輸送コストはかかります。しかし、海外メーカー材を活用すれば、国内で入手困難とされている樹脂材料の同等品を提示できる可能性があります。 懸念される品質についても、材料証明書(ミルシート)を添えての納品が原則可能です。(※半導体関連など、原料の銘柄指定が厳格な場合は対応できないことがございます。一度お問い合わせ下さい)

ナフサショックの影響は製造現場の加工油にも…

サプライヤーからの調達がうまくいき、材料が入ったとしても次に立ちはだかるのが作動油・潤滑油の不足です。 現在、マシニングセンタやNC旋盤などの工作機械に必須の作動油などは供給がストップしており、多くの加工現場が数か月分の備蓄を取り崩して凌いでいます。

ちなみに、この作動油の不足はレジャー業界にも波及しています・・・例えば、岡山県にあるブラジリアンパークのジェットコースターのような大型遊具も、円滑な走行のために膨大な作動油を必要としますが、その確保に非常に苦労していると聞きます。我々のような製造業だけでなく、遊園地といった業界にも影響が出ています。

まとめ

今回は、ナフサショックによるエンプラの入手状況を詳しくご紹介しました。ナフサが入れば樹脂の供給は安定すると思いきや、実際は海外で製造したペレットを輸入しているのは意外だったのではないでしょうか。

樹脂材料の調達で「材料がなくて困っている」「同等グレード品でいけるか?」といったお悩みをお持ちの方は、プラスチック切削加工.comを運営するケイプラビジョンまでお気軽にご相談ください。お客様のご要望に沿った最適な樹脂材料をご提案いたします。

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