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プラスチック博士のブログ

2023年8月 切削用プラスチックの入手・価格情報

皆様もご存知の通り、2020年頃から市場は深刻な樹脂材料不足に陥っている。この状況は現在(2023年8月)も大きく改善しておらず、材料によっては入手が困難である状況が続いている。さらには、以前と比較し、材料価格の高騰も顕著になってきている。そこで、今回は、最新の樹脂材料の入手状況と価格情報をレポートするぞ。入手が困難、もしくは、価格が高騰している材料で設計して後で困らないように、しっかりとこのブログで情報を入手してくれ!!(byプラスチック博士)

2022年2月にも同様に樹脂材料の入手・価格情報についてお伝えさせて頂きましたが、現在(2023年8月)では、入手性が大きく変わっていることはもちろん、樹脂材料価格も非常に高騰しています。特に、PTFEや塩ビの価格高騰が顕著であり、場合によっては、材質変更や海外メーカー材料の採用なども検討する必要があります。当ブログをご確認いただき、現在の入手・価格情報を押さえておきましょう。

 

①テフロン

PTFE

入手困難な状況は続いており、材料メーカーによっては、入手に2~3ヶ月の期間を要する場合もあります。しかしながら、以前と比較すると少しずつ入手状況は改善傾向にあります。ただし、1年前と比較しても材料費は約20~30%高騰しているため、どうしても材料費を抑えたい場合は、代替できる樹脂材料を検討した方が良いでしょう。

PCTFE・PFA

受注停止の状況が続いていましたが、現在は、受注を再開している国内メーカーもあります。ただし、納期は最低でも1年以上かかるため、PCTFE、PFAを想定して設計を行っている場合は計画の変更をお薦めします。

 

②塩ビ

以前から引き続き、入手困難な状況が続いています。特に半導体業界で主に用いられているFM材の入手が難しく、モノによっては納期が未定です。さらに、材料費は、1年前と比較し、約20%高騰ているため、大量の塩ビの使用を計画している場合には、コスト面に注意が必要です。

 

③PEEK

状況は大きく変わらず、入手性は非常に良好です。しかしながら、導電グレード・帯電防止グレード・摺動グレードなどの特殊グレードの入手状況は少し悪く、2~3ヶ月の期間を要します。

 

④POM

入手状況は改善傾向にありますが、サイズによって入手性の良し悪しが分かれています。一般的なサイズ(例:φ20~φ100 等)ほど入手しづらいので、近々での使用を検討中の方は、先に求めるサイズの在庫状況を確認することをお薦めします。また、材料価格も昨年と比較し、約15%高騰しています。

 

⑤MCナイロン

以前と比較すると、入手状況は改善傾向にあります。ただし、一般的なサイズ(例:Φ20~φ100 等)の入手性は少し悪く、サイズによっては納期が未定のものもあります。また、PEEKと同様に通常グレードと比較すると、導電グレード・帯電防止グレード・摺動グレード等の入手状況はあまり良くありません。ちなみに、MCナイロンの材料価格は、1年前と比較し、約15%高騰していますので、注意が必要です。

 

➅6ナイロン、66ナイロン

昨年9月に引き続き海外からの材料の入手状況が改善されていないため、入手困難な状況が続いています。6ナイロン・66ナイロンのご使用を検討中の方は、ご注意ください。

 

⑦PP

以前と比較すると、入手状況は大きく改善されています。殆ど入手状況に問題はないので、特に注意する必要はありません。ただし、昨年と比較すると、材料費は約20%高騰しています。

 

⑧アクリル

一昨年より、コロナ対策のパーテーション用途などで一気に需要が上がりなかなか入手できない状況にありましたが、現在は入手状況に大きな問題はありません。

 

以上、切削加工に使用する代表的な樹脂材料についての入手・価格情報をお伝えしましたが、これら以外にもあらゆる樹脂材料で材料不足や価格の上昇が発生しています。「材料コストを抑えたい…」「代替となる最適な樹脂材料が分からない…」などのお困り事がございましたら、是非当社にご相談ください。これまで培ってきた樹脂材料ノウハウを基に、ご使用中の材質の代替となる最適な材質を可能な限り探して提案します。

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