産業機械や医療機器、半導体製造装置など、樹脂切削品は、その特性に応じて様々な業界に使用されますが、高いレベルbの耐熱性・耐食性などが要求されない場合には、ABS樹脂の切削品が使われるケースが実はよくあります。
もちろんジュラコンも試作材料として使われることも多いのですが、ABS樹脂が多く採用されるのは大きく次の理由があります。
①切削加工性が優れている。
②寸法も出しやすい。
③値段も安い。
④接着できる。
⑤塗装できる。
なお、⑤については黒の方が色がよく出るため、黒色のABS樹脂がよく採用されています。なお、難燃グレードとして知られるUL規格のV-oは、切削材料には存在しません。
プラスチック切削加工.comでは、ABS樹脂の切削をはじめ、あらゆる樹脂材料のご提案を行っておりますので、お気軽にご相談ください。