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プラスチック博士のブログ

樹脂(プラスチック)レールとは

樹脂製(プラスチック)レールの素材と言えば、超高分子量ポリエチレン(UHMW-PE、タイバー、ソリジュール、ニューライトなど)ですが、ほかにもPOM(ポリアセタール)やMCナイロン(モノキャストナイロン)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)など、使用される樹脂素材は沢山あります。しかしメインはやはり超高分子量ポリエチレンです。使用される一番の理由としては、やはり耐摩耗性と自己潤滑性(低摩擦係数)です。

実は、超高分子量ポリエチレン(UHMW-PE、タイバー、ソリジュール、ニューライトなど)が選ばれる理由には、もうひとつあります。それは、材料素材の規格に長尺のものがあるということです。超高分子量ポリエチレンには長さ3000mmのものまでありますが(メーカーにより最長6000mmの規格があります)、その他の材料は長くても2000mmまでです。さらに価格面でもエンジニアリングプラスチックの中では比較的安価なので、コスト面でも他の素材と比べメリットがあります。

なお、樹脂(プラスチック)レールと一口に言ってもいろいろあります。よく使用されるようなものは規格化されており、代表的なものはチェーンレールです。その他にも丸棒に被せる丸棒用や、フラットバー用、鉄板保護用などメーカーにより様々な種類や形状、規格があります。プラスチック切削加工.comが取り扱う樹脂レールはその様な規格品ではなく、オーダーメイドの特殊な樹脂レールです。食品機械や梱包機械などの搬送装置の部品として使用されるもので、形状もフラットのもの凸や凹、カーブやコーナー用のものなど使用用途や業種により様々なものがあります。

加工については、レールの長さや加工内容により、加工業者ごとに加工機も異なるため、依頼する場合はそのあたりの選定が肝になります。仮に長さが3000mmで加工内容も簡単で公差も厳しくないようなレールであれば、加工機はNCルーターで十分対応できコストも安くなりますが、同じく長さ3000mmのレールでも先端形状が複雑なものや公差が厳しいものであれば、加工機は門型のマシニングセンタやリニア式のマシニングセンタでなければ精度が出ずコストもアップします。ちなみに長さが2000mm未満のレールであれば、弊社が設備しております大型マシニングセンタで複雑形状や精度が必要なレールにも対応ができ、門型マシニングセンタやリニア式などに比べ低コストでの対応が可能になります。

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