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プラスチック博士のブログ

PP(ポリプロピレン樹脂)とは?

ポリプロピレン樹脂は一般的にはPP(ピーピー)と呼ばれ、汎用プラスチックの中ではとてもポピュラーな樹脂素材です。ポリプロピレン樹脂(PP)は自動車部品のバンパー、ドアプロテクター、インパネ、ファンや家電製品の洗濯機の洗濯槽、冷蔵庫のトレイ、テレビのカバー、換気扇のファン、また医療系では使い捨ての注射器、薬品容器など、その他食器や文房具、事務用品など様々な分野や用途で射出成型や押出成形、ブロー成型などの成型品が多く使用されています。

ポリプロピレン樹脂(PP)の特徴はなんといっても「軽量」であることです。プラスチックの中で最も軽い部類に成り、その比重は0.9です。さらに「耐薬品性」にも優れておりアルカリ性には特に優れた特性を持っているため、アルカリ洗浄を行う食品工場などで使用されます。食品衛生法『厚生労働省 告示第201号』にも適合しているので、食品分野における直接食品に触れたりする装置部品などにも安心して使用して頂けますし、近年では青色の着色をした食品業界向けの特殊グレード『ブルーPP』があり食品への混入防止対策として注目されています。

また、切削素材として採用されるポリプロピレン樹脂(PP)は、製品の薄肉化や精密切削加工に適している高剛性グレードや静電気対策用として導電性グレード、試作向けのガラスフィラー入りグレードなどラインナップもいろいろとあり、様々な産業分野で利用されています。

一方で、線膨張率が高め(11x10-5・K-1)なので寸法安定性はあまりよくありません。また粘りが強い材質なので加工後バリが出やすくバリの処理が大変です。しかしプラスチック切削加工.comではバリの出難い加工方法や加工後の人手によるバリ処理により、バリの無いキレイな製品に仕上げることを得意としております。複雑な形状や交差穴などでバリが残るなどお困りの時は是非お声掛け下さい(なおバリの出方は材料メーカーにより異なりメーカー出荷時のアニール処理の有無や程度により差がでます。バリ処理のコスト削減などに参考にして頂ければと思います)。

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